中部経済新聞 2012年3月31日(土)に掲載されました

中部経済新聞 2012年3月31日(土)
※下記が掲載された記事です
快眠提供で業績伸長
 寝生活工房やまぜん(本社尾張旭市東本地ヶ原1の10、山田文明代表、電話0561・51・1601)はオーダーによる枕や敷き布団を消費者に提供、業績を伸ばしている。体にあった枕や布団を使用することで安眠が得られ健康にもよいことからネットや口コミでユーザーが増え続けている。08年から10年度までの3年間、同社のオーダー枕の愛用者が全国1.位になり、快眠を提供するという新たね業態に注目が集まっている。(尾張旭・松尾正樹)

オーダー枕全国1位
 同社は寝具、寝装品の製造販売やリース、医療・介護施設用品の製造販売などを行っている。従業員は5人。寝具専門のトップメーカー、西川リビングが運営をするオーダー枕プロジェクト「快眠ひろば」の加盟店として、尾張地区を中心に営業している。
 「肩こりや首のこり、寝つきの悪さの原因は、枕が体に合っていないことが多い」(山田代表)という、そのための専用の測定器で顧客の後頭部や、首、背中のラインを測定、調整し一人一人に合ったオリジナルの枕を提供している。敷き布団も体にフィットするよう調整が可能だ。 
 枕を作るのに一人当たり30~60分かかるため、顧客が多いときは予約優先。このため一日で提供できるオーダー枕は10個程度だという。価格は1個当たり2万1千円。
 同社のオーダー枕の年間顧客数は8000~1千人。営業エリアは半径約15キロ。テレビなどで取り上げられた事もあり、5年で倍近くに増えたという。顧客層は70%が30~40歳㈹。高齢化の進展もあり体にあった枕のニーズはさらに高まると予想され、同社では「オーダー枕のよさをまず体験してほしい」(同)としている」。